経理の合理化編01
タブレットPOSレジとのデータ連携で、売上・現金管理を合理化

FXクラウドは、POSレジと連携して売上・預金管理や仕訳入力の手間を大幅に省略できます。
実例を基にした合理化前後のワークフローの比較と、事前設定のポイント、仕訳計上の手順をご説明します。

ワークフロー(現金売上の会計処理)

合理化前の課題

売上日計表を毎日、レジ担当者が手書きで作成しており、記入間違いも多発していました。
店舗での1カ月分の売上日計表の保管と本社への郵送が面倒でした。
本社で月初にまとめて会計ソフトに仕訳を手入力するのが負担になっていました。
店舗でさまざまな支払い方法(キャッシュレス決済)に対応できていませんでした。

合理化後の効果

タブレットPOSレジの導入により、負担である売上日計表の作成が不要になりました。
銀行信販データ受信機能とレジ連携により、手入力が大幅に減り、仕訳入力作業が合理化されました。
キャッシュレス決済にも簡単に対応することができました。
店舗の売上を本社でリアルタイムに管理可能になりました。

設定手順

タブレットPOSレジの導入

FXクラウドとデータ連携できるタブレットPOSレジは、「ユビレジ」「Airレジ」「スマレジ」の3種類があります。
それぞれ特長(機能、価格など)が異なりますので、会社の状況に合わせて選んでください。
導入の際は、顧問税理士にご相談ください。

レジデータの連携設定

レジデータとの連携設定手順は、下記オンラインマニュアルをご確認ください。
レジとの連携設定

FXクラウドの事前設定

「レジ端末別」または「商品カテゴリ」別に仕訳を計上できます。設定手順は下記オンラインマニュアルをご確認ください。
仕訳計上単位の設定
商品カテゴリを「部門」や「勘定科目」に紐づけることで、部門の業績管理や科目別の残高確認を行うことができます。

例1:「商品カテゴリ」と「勘定科目」を紐づける場合

商品 商品カテゴリ 取引金額(税込) 税率
1 ステーキ 店内飲食メニュー 2,200 10.0
2 ビール 店内飲食メニュー 550 10.0
3 特製ソース 物販メニュー 1,080 軽8.0
取引区分 商品カテゴリ 勘定科目 取引金額(税込) 税率
課税売上 店内飲食メニュー 店内飲食売上 2,750 10.0
課税売上 物販メニュー 物販売上 1,080 軽8.0

例2:「商品カテゴリ」と「事業区分」を紐づける場合

商品 商品カテゴリ 取引金額(税込) 税率
1 ステーキ 店内飲食メニュー 2,200 10.0
2 ビール 店内飲食メニュー 550 10.0
3 特製ソース 物販メニュー 1,080 軽8.0
取引区分 商品カテゴリ 事業区分 取引金額(税込) 税率
課税売上 店内飲食メニュー [4]:その他 2,750 10.0
課税売上 物販メニュー [2]:小売業 1,080 軽8.0

仕訳計上の手順

タブレットPOSレジでレジ締めが終わったデータを受信し、FXクラウドに仕訳計上します。
1レジからのデータ受信
メニューから「レジからのデータ受信」を選択します。
2データ確認
店舗を選択し、「データ確認」をクリックします。
3計上対象データの確定
計上する取引に✓を付け、「計上対象データの確定」をクリックします。
4仕訳候補の選択・表示
仕訳の候補が表示され、それぞれを選択して詳細を表示します。
5仕訳内容と受信内容の確認、仕訳計上
仕訳内容と受信内容を確認します。補正が必要な場合は補正し、仕訳計上します。
「仕訳ルール」の設定
仕訳ルールを作成する条件を設定することで、レジから受信したデータを自動で仕訳にできます。
結果として、仕訳の補正を最小限にできます。
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