改訂履歴
FXクラウドシリーズのこれまでの改訂内容を説明します。
2025年04月版の改訂内容
トップメニューをFX2、SX2等に近いイメージで利用できるようにしました。
(1) 利用方法
FXクラウドをPCにセットアップする際、前版メニューを利用するか否かを選択します。
利用するとした場合、スタートメニューに前版メニューを起動するためのショートカットが作成さ
れます。
(2)利用上のご注意
①前版と同様のイメージとするのはトップ画面のみです。メニュー選択後の各画面はFXクラウド
シリーズと同様の画面に遷移します。
②移行前の利用システムにかかわらず、利用システムごとの前版メニューを表示します。
※例えば、FX2とFX2用かんたん請求をご利用の関与先がFX2クラウドに移行した場合、
前版メニューはFX2、SX2のものとなります。
③今後、新規機能が搭載されても前版メニューには新規機能のボタンは追加しません。
④e21まいスターのアイコンメニューには対応しません。しっかり会計、及びかんたん請求の
メニュー配置に近い位置に同等機能のボタンを配置します。
2.これまでに寄せられた改善要望等への対応
(1) 一括計上機能の搭載
[2024年10月版]において、銀行信販データ受信機能で一括計上機能を搭載しました。これと同様
に、次の機能にも一括計上機能を搭載しました。
①証憑からの仕訳計上
②レジからの取引データ読込
(2) 仕訳の補正時の確認モードの廃止
[2024年10月版]において、銀行信販データ受信機能で仕訳の補正画面に遷移した際、[補正]ボタ
ンを押さずに仕訳を補正できるようにしました。次の機能でも同様の改訂を行いました。
①証憑からの仕訳計上
②レジからの取引データ読込
③JAとの取引データ読込
(3) 仕訳への証憑貼付時の選択行の表示方法変更
証憑を仕訳にドラッグ&ドロップする際、どの仕訳にマウスが当たっているか分かりにくく、誤っ
た仕訳に貼付してしまう場合がありました。これについて、マウスが当たっている仕訳を分かりや
すくしました。
(4)勘定科目残高推移表の前回選択値の記憶
表示額(累計残高、月間発生)、及び比較対象(前年比、構成比)の表示設定について、タブごとに
前回選択値を記憶して初期表示するように改訂しました。
なお、これまで「CSV切出」、「PDF出力」、及び「印刷」では貸借対照表タブ、損益計算書
タブ、製造原価報告書タブのデータを一度に出力できましたが、この改訂により、タブごとに出力
するように変更します。
(5) 総勘定元帳の改訂
①前回選択値の記憶
期間指定(指定月のみ、指定期間、期首から)の設定について、前回選択値を記憶して初期表示
するように改訂しました。
②「指定期間」選択時の年月指定の動作の改訂
開始または終了の年月を変更した際、開始年月と終了年月が逆転した場合はエラーメッセージを
表示していました。これを、開始年月と終了年月が逆転した場合は、変更した年月から変更した
年月を選択されたものとみなしてデータを表示するように改訂しました。
(6) メニューの変更
証憑保存機能に保存してある証憑をどこから仕訳に貼付するか分からないとのお問い合わせを非
常に多くいただいていました。このため、「仕訳への証憑貼付」メニューの表示位置を変更しまし
た。
2025年01月版の改訂内容
(1) 「メール送信条件の充足状況の確認」機能の搭載
(2) メールへの商号表示
(3) 退職した職員さんの非表示対応
2024年10月版の改訂内容
1.残高、仕訳の参照可能期間の拡張
(1) 残高、仕訳等の参照可能期間を拡張し、標準で過去10期分の参照を可能とするように改訂しま
した。
(2) 既にFXクラウドシリーズに移行済みの関与先についても、移行直前のバックアップデータから
取り出した過去分の仕訳データをFXクラウドシリーズのデータベースに連結することにより、過
去10期分の残高、仕訳を参照できるようにします。当機能については2025年初頭に別途対応する
予定です。
2.メニューの表示順変更
次のとおりメニューの表示順を改訂しました。
(1) 第二階層について、「現金有高の入力」を追加し、「証憑保存」「現金有高の入力」「仕訳デー
タの読込」「取引の入力」の順に変更しました。
(2) 「仕訳データの読込」内のメニューの順番を変更し、「銀行信販データ受信」メニューの上に
「証憑からの仕訳計上」を表示するようにしました。
(3) メニューの表示順の改訂に合わせ、「よく使うメニュー」の表示順を任意に設定できるようにし
ました。
3.経営者向けの機能強化
(1) 変動損益計算書(当月・当期分析表)の搭載
変動損益計算書(当月・当期分析表)を画面、帳表で確認可能としました。
(2) 部門業績比較表の搭載
部門業績比較表を画面、帳表で確認可能としました。
(3) 部門損益比較表の搭載
部門損益比較表を画面、帳表で確認可能としました。
(4) 変動損益計算書推移表の出力機能の搭載
変動損益計算書推移表画面でCSV切出し、PDF出力及び、印刷(A3のみ)を可能としまし
た。
4.処理速度の向上
(1) ドリルダウン先の画面の別タブ表示
勘定科目残高や総勘定元帳では同一画面でのドリルダウンを前提としているため、複数の勘定科
目を確認したい場合など、画面遷移の都度、待ち時間が発生していました。これを、ドリルダウン
先の画面を別タブに表示できるように改訂しました。あらかじめ確認する勘定科目を複数選択して
おくことで、トータルの待ち時間を削減できます。また、複数タブを開くことを考慮し、タブ名に
科目コード、科目名等を表示するように改訂しました。
5.銀行信販データ受信機能の使い勝手向上
(1) 仕訳ルールの編集画面の改訂
仕訳ルールの編集画面では複数のルールを削除する場合でも、1つずつ選択して削除する必要が
ありました。これをチェックを付けた仕訳ルールを一括で削除できるようにしました。
(2) 仕訳の補正画面の改訂
①仕訳の補正画面では、画面表示後、[補正]ボタンをクリックしてから仕訳の補正を開始する必要
がありました。これを、画面遷移後は補正開始した状態で表示するようにしました。
②専用摘要、取引先の入力時、(入力省略)を初期値として、「取引内容」は摘要一覧及び取引先
一覧に(随時入力)としてリストの先頭行に表示するように改訂しました。
6.購買管理機能搭載に伴う改訂
(1) 利用開始後の購買管理機能と財務会計機能の取引先別残高の整合性チェック
①財務会計機能で取引先別残高管理している状態で購買管理機能の利用を開始した場合、購買管理
機能の利用開始年月より前の買掛金仕訳を訂正・削除すると、購買管理機能と財務会計機能の取
引先別残高を一致させられなくなってしまいます。意図せず不一致となってしまうことを防ぐた
め、購買管理機能の利用開始年月の月次更新時にチェックを追加しました。
②利用開始年月以降、意図せず不整合となってしまうことを防ぐため、「要注意科目・仕訳」機能
に、購買管理機能と財務会計機能の買掛金科目の残高の整合性チェック機能を追加し、月次で任
意に残高の整合性をチェックできるようにしました。
(2) 銀行信販データ機能利用時の支払伝票自動計上機能の搭載
買掛金科目を入力する際の取引先として、購買管理機能で利用している仕入先を利用した場合は、
仕訳計上時に支払伝票を自動計上するようにしました。
(3) TPS1000で買掛金の仕訳を入力した場合の支払伝票自動計上機能
買掛金科目を入力する際の取引先として、購買管理機能で利用している仕入先が入力された場合
は、仕訳と併せて支払伝票を自動計上するようにしました。
(4) 支払管理機能で買掛金支払の仕訳を自動計上した場合の支払伝票自動計上機能
買掛金科目を計上する際の取引先として、購買管理機能で利用している仕入先が入力された場合
は、仕訳と併せて支払伝票を自動計上するようにしました。
(5) 購買管理機能で仕入先として利用している取引先で仕訳を入力した際の警告メッセージ追加
販売管理機能で仕入先として利用している取引先で誤って「買掛金管理科目」の仕訳を入力する
と販管機能と財務会計機能の取引先別残高が不一致となってしまいます。意図しない不一致を防止
するため、「買掛金管理科目」を取引先別に残高管理し、かつ「取引関係」が「仕入先」「得意先
+仕入先」で仕訳を入力された場合は仕訳更新時にチェックし、警告メッセージを表示するように
しました。
(6) 詳細検索画面の改訂
仕訳帳、総勘定元帳、訂正加除履歴の詳細検索画面で「仕入伝票」「支払伝票」の検索を可能と
しました。
7.これまでに寄せられた改善要望等への対応
(1) CSVファイルの切出し、読込み機能の搭載
新規立ち上げ時の作業効率化のため、次のデータについてCSVの切出し、読込み機能を搭載し
ました。
①勘定科目情報
②資金相手科目
(2) 仕訳辞書の改訂
①これまでのCSV読込みによる表示順の変更に加え、仕訳辞書画面の[↑↓]アイコンで表示
順を変更できるようにしました。
②「取引の入力」>「仕訳辞書」メニューを、「仕訳辞書からの入力」メニューとしました。
(3) 複合仕訳の改訂
①金額欄で「=」キー押下により貸借の差額を自動計算して金額欄にセットするようにしました。
②[直前確認]ボタンで表示する画面を別タブで表示するようにしました。
(4) レシート入力方式の改訂
過去仕訳を表示する際、これまでは事業者登録番号を抽出条件としていましたが、これを除外し
ました。
(5) 仕訳への証憑貼付の改訂
仕訳の二重計上防止のため、「仕訳への証憑貼付」メニューで仕訳に貼付した証憑は「証憑から
の仕訳計上」メニューの計上対象データ一覧画面に表示されないように改訂しました。
(6) 取引先の登録
①適格請求書発行事業者の登録番号の「T」を固定表示する改訂
適格請求書発行事業者の登録番号の「T」は入力不要とし、13桁の数値のみの入力で登録でき
るようにしました。
②登録番号から法人番号に加え、フリガナを取得する改訂
仕訳から取引先を新規登録する際、仕訳に入力された取引先名と登録番号を初期表示していまし
た。これに加え、登録番号からTを除いた法人番号が法人番号公表サイトに存在する場合は法人
番号とフリガナも初期表示するように改訂しました。
(7) 得意先順位月報の改訂
グラフの横幅を狭めるとともに固定とし、画面を最大化しても横に広がらないようにしました。
(8) 取引先別月別計上額の改訂
「アカサタナ」ボタンを追加して取引先を絞り込みできるようにしました。
(9) 付箋機能の改訂
仕訳帳画面等で付箋のアイコンにマウスオーバーした際に付箋のメモ内容をポップアップ表示す
るようにしました。
(10) 巡回監査機能の改訂
①総勘定元帳のP/L科目の初期表示
総勘定元帳をP/L科目でドリルダウンした際は「税抜き表示」を初期表示していました。証憑
との突合せで「税込み」で確認する事を考慮し、月次巡回監査・月次更新メニューから総勘定元
帳を開いた場合は「税込み」で表示するようにしました。
②総勘定元帳の表示期間の改訂
巡回監査支援システムでは、選択した年月から監査対象月までを表示することが可能でした。
「指定年月から監査対象月まで」等の期間も選択できるように改訂しました。
③証憑画像表示時のアクティブウィンドウの設定
これまでは仕訳帳等で仕訳行ををクリックすると、表示されている証憑画像にフォーカスが移り、
スペースキーで仕訳にマークを付けることができなくなっていました。これを、クリップアイコ
ンをクリックしたときは証憑画像をフォーカスを移動しますが、それ以外の領域をクリックした
ときにはフォーカスを移動しないようにしました。
(11) マネジメントレポート設計ツールの会計事務所ユーザへの対応
会計事務所のユーザでマネジメントレポート設計ツールを利用できるようにしました。
Ⅱ 販売管理機能の改訂内容
1.購買管理機能
SX2に搭載されている購買管理機能と同等の機能を搭載し、仕入から支払までの処理を可能と
しました。
(1) 仕入伝票の入力・問合せ機能
仕入伝票の入力、問合せを可能としました。また、入力者が自身の入力結果を確認するため入力
モニターを印刷できるようにしました。
(2) 支払伝票の入力・問合せ機能
支払伝票の入力、問合せを可能としました。また、入力者が自身の入力結果を確認するため入力
モニターを印刷できるようにしました。
(3) 仕入帳の確認・印刷機能
仕訳帳の補助簿として仕入帳の確認及び印刷を可能としました。また事業年度終了後には電子帳
簿ファイルにも格納し、過去10年分の閲覧を可能とします。
(4) 仕入先元帳の確認・印刷機能
総勘定元帳の補助簿として仕入先元帳の確認及び印刷を可能としました。また事業年度終了後に
は電子帳簿ファイルにも格納し、過去10年分の閲覧を可能とします。
(5) 仕入日報・月報の確認機能
仕入先別、商品別、部門別、担当者別に日報・月報の確認を可能としました。
(6) 買掛金残高管理機能
仕入先ごとの買掛金残高一覧表を確認できるようにしました。また、買掛金の年齢表(買掛金支
払管理表)を搭載し、買掛金の支払滞留状況を確認できるようにしました。
(7) 在庫管理機能
在庫数量の管理を可能としました。在庫数量は売上・仕入により自動で増減させます。事前に設
定した適正在庫数量の範囲から外れる場合はチェックできます。また、あらかじめ設定した評価
方法に従い、在庫金額も確認できます。
(8) 戦略情報機能
仕入先別の仕入順位表確認機能、不良在庫の確認機能を搭載しました。
(9) 支払管理機能
SX2には支払管理機能が単独で搭載されており出納承認及び総合振込依頼データの作成が可能
ですが、FXクラウドシリーズでは、財務会計機能に搭載されている支払管理機能と機能を統合
しました。
①支払管理機能の中で、購買管理機能で計上した買掛金の支払予定も併せて管理できるようにしま
した。
②支払仕訳の計上時に支払伝票を自動計上できるようにしました。
2.SX2(購買管理機能利用)からの移行機能
SX2で購買管理機能を利用している関与先企業のデータを、FX2クラウド、FX2農業会計
クラウド(いずれも個人用を含む)に移行できるようにしました。
3.残高、伝票の参照可能期間の拡張
(1) 各種問合せ画面、印刷指定画面での残高、伝票の参照可能期間拡張
①残高、伝票の参照可能期間を次のとおり拡張しました(いずれも「前月」(直近の月次決算完了
月)が属する事業年度が基準)。
現在:前々期期首月以降(伝票データは5期前の期首月以降から保持)
改訂後:10期前の期首月以降(伝票データは13期前の期首月以降から保持)
②なお、標準機能として参照可能期間を拡張しました。関与先企業ごとに参照可能期間を設定する
ことはできません。
③13期経過した伝票データは物理的に削除します。
(2) SX2からの移行処理の改訂
①SX2から13期前の期首月以降の伝票データを移行するよう改訂し、移行直後から過去10期
分の残高、伝票を参照できるようにしました。
②なお、上記(1)のとおり、標準機能として参照可能期間を拡張しました。移行においても無条件
に過去13期分の伝票データを移行します。
4.与信限度額の超過チェック、回収滞留額のチェック機能
与信限度額を超過した場合、または売掛金の回収が滞留している場合は、掛売上の伝票入力時に
警告メッセージを表示できるようにしました。
5.商品単価の改定予約機能
商品単価(標準単価、得意先別商品単価)の改定を予約できるようにしました。予約すると、単
価改定日の到来時に表示されるお知らせから商品単価を改定できます。
6.勘定科目内訳明細書作成システムへの仕入先別買掛金残高連携
財務会計機能で買掛金科目の残高を取引先別に管理していない場合は、購買管理機能で管理して
いる仕入先別の買掛金残高を「買掛金(未払金・未払費用)の内訳書」に連携できるようにしまし
た。
2024年05月版の改訂内容
(1) ペポルで送受信できないインボイス、及びインボイス以外のデータを電子送信できるようにしま
した。送信側、受信側ともペポルインボイスと同様の方法で送受信できるようにしました。
(2) 「ご利用ガイド」-「ペポルインボイス等送信機能」メニューを新規に追加しました。ペポルインボ
イス等の送信機能を利用するための設定を一括で行えます。
2.SX2からの移行機能
SX2の販売管理機能のみを利用している関与先企業のデータを、FXまいスタークラウド、
FX2クラウド(いずれも個人用を含む)に移行できるようにしました。
3.得意先別商品単価の登録機能
得意先ごとに商品単価を登録可能とし、売上伝票で利用できるようにしました。
4.定期売上取引の計上機能
得意先との契約に基づく定期売上取引の登録機能を搭載しました。計上予定日が到来した際はお
知らせを表示し、そのまま売上伝票を計上できます。
5.入力モニターの印刷機能
売上伝票、入金伝票それぞれについて、入力者が自身の入力結果を確認するため入力モニターを
印刷できるようにしました。
6.取引先組別・商品組別の業績確認機能
得意先、商品ともに1種類の組を登録し、任意の得意先、商品を所属させることができるように
しました。売上月報、推移表等のメニューで設定した組ごとの合計金額を横並びで比較できます。
7.商品分布表・商品組分布表の確認機能
商品売上の成長比率分布表、粗利率分布表、売上順位表、および個別の商品売上実績の確認機能
を搭載しました。
8.得意先分布表の確認機能
得意先別売上の成長比率分布表、粗利率分布表、売上順位表、および個別の商品売上実績の確認
機能を搭載しました。
9.担当者別順位表の確認機能
担当者別売上の売上順位表、および、個別の商品売上実績の確認機能を搭載しました。
10.ターゲット得意先・ターゲット商品の選定リストの確認機能
集計期間や売上高の伸び率等、指定した選定条件に合致した得意先、商品のリストを表示できる
ようにしました。なお、担当者別に絞り込んで表示することも可能とします。
11.売上伝票入力時の[商品一覧]ボタンの改訂
売上伝票の入力中、[商品一覧]ボタンからの商品選択は1回のみ可能でしたが、複数回選択で
きるよう改訂しました。なお、2回目以降に選択した商品は、入力済みの商品明細の下の行に追加
されます。
12.仕訳帳・元帳画面での証憑画像表示機能の改訂
仕訳帳・元帳画面で仕訳と併せて証憑画像を表示した際に、画像のサイズ、表示位置を記憶する
ようにしました。また、仕訳の表示期間や、税抜き・税込み表示の切り替えにより、画面が再描画
された際にも画像を閉じないように改訂しました。
13.事業者登録番号の保存条件の見直し
少額特例に該当する場合でも、事業者登録番号を仕訳に保持するようにしました。仕訳帳、元帳
画面等で事業者登録番号の確認が可能となります。
2024年02月版の改訂内容
仕訳帳・元帳画面の右上にボタンを設け、「適格請求書発行事業者」列の表示/非表示を切り
替えられるようにしました。なお、当ボタンをクリックすると、併せて証憑の表示/非表示も切
り替わります。
2.レシート入力方式の改訂
「レシート入力方式」メニューの仕訳入力画面および新規取引先登録画面について、「取引先
名」欄の項目名を「取引先名(屋号)」にしました。
2024年01月版の改訂内容
製造原価科目の固変区分の初期値を変更しました。
2.仕訳帳・元帳への「適格請求書発行事業者の登録番号」及び「氏名又は名称」の表示
インボイスと仕訳を突合しやすくするため、仕訳帳・元帳画面に「適格請求書発行事業者」列
を設け、仕訳に入力した「適格請求書発行事業者の登録番号」、及び国税庁の適格請求書発行事
業者公表サイト上の「氏名又は名称」(個人事業者の場合で、「屋号」が登録されている場合は
「屋号(氏名又は名称)」)を表示するようにしました。
3.レシート入力方式の改訂
(1) 適格請求書発行事業者の「氏名又は名称」の表示
「登録事業者名」欄を設け、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイト上の「氏名又は名称」
(個人事業者の場合で、「屋号」が登録されている場合は「屋号(氏名又は名称)」)を表示す
るようにしました。
(2) 検索アイコンの表示
「取引先名」欄に検索アイコンを設け、当該取引先のHPに容易にアクセスできるようにしま
した。取引先マスターの「ホームページ」欄に取引先HPのURLを登録しておくと、当アイコ
ンからアクセスできます。取引先の近況等を確認する際にご利用ください。
4.「適格請求書発行事業者の登録番号」のポップアップ表示の見直し
消費税法上のいわゆる少額特例に該当する仕訳の「事業者登録番号」を確認すると「事業者登
録番号が入力されていません」というポップアップが表示されます。これまで取引先マスターに
「事業者登録番号」を登録しているがなぜかとの問合せを多くいただいていました。少額特例に
該当する場合は、仕入先が適格請求書発行事業者かどうかにかかわらず、全額仕入税額控除でき
るため、「事業者登録番号」は不要です。このため、メッセージの文言を「事業者登録番号が入
力されていないか、入力不要な仕訳です」に変更しました。
5.課税仕入れの仕訳チェックのメッセージ見直し
課税区分[52]等で、かつ適格請求書発行事業者の登録番号が登録されている仕訳チェック時に
表示されるメッセージ等について、メッセージの文言を見直しました。
6.静岡県浜松市の行政区再編への対応
静岡県浜松市の行政区再編に伴い、市区町村コード及び市区町村名が、令和6年1月1日から
改正されました。これについて、次のとおり対応します。
(1) 住所変更
下記のうち、再編される行政区に該当する住所を一括変更しました。
①会社基本情報の住所・住所フリガナ
②取引先の住所
③工事の工事場所
④見積書フォームの自社名・住所(※)
⑤納品書フォームの自社名・住所(※)
⑥請求書フォームの自社名・住所(※)
⑦領収書フォームの自社名・住所(※)
⑧事業所の住所・住所フリガナ
⑨社員の住所・住所フリガナ
⑩社員の緊急連絡先住所
⑪社員の保証人住所
⑫家族の住所
⑬家族が他の所得者の扶養である場合の他の所得者の住所
(※)販売管理機能をご利用は、変更後のフォームに問題がないことを必ずご確認ください。なお
フォームをカスタマイズしている場合は変更されません。必要に応じて修正をお願いします。
(2) 住所地市町村コード変更
住所地市町村コードが再編前の市町村コードを一括変更しました。なお、北区から中央区又
は浜名区へは、以下のとおり変更しました。
①住所に初生町、三方原町、東三方町、豊岡町、三幸町、大原町、根洗町いずれかの文言が含
まれる場合、中央区に変更しました。
②住所に上記文言が含まれない場合、浜名区に変更しました。
2023年10月版の改訂内容
(1) 巡回監査担当者が決算月の巡回監査後に、期首から当月分の仕訳について、修正漏れや修正誤り
がないことを最終チェックし、安心して申告業務を行えるようにしました。
①「財務会計」-「月次・年次決算」-[要注意科目・仕訳]メニュー
チェック項目に「(期首月から当月)インボイス経過措置の適用となる仕訳」及び「(期首月か
ら当月)誤ってインボイス経過措置を適用した仕訳」を追加しました。
②「月次巡回監査・月次更新」-[状況把握]-[要注意科目・仕訳]メニュー
上記①と同様の改訂を行いました。なお、巡回監査機能では月次更新完了月の仕訳を訂正できま
せん。訂正が必要な場合は、関与先企業の経理担当者に上記①のメニュー、または「財務会計」
-「月次・年次決算」-「月次更新完了月の指摘事項」メニューから訂正できることをお伝えく
ださい。
2.レシート入力方式の改訂
より入力しやすくするため、入力項目の順番変更等の改訂を行いました。
3.取引先の登録画面の改訂
取引先の登録画面に、国税庁の公表サイト上の情報(氏名又は名称、屋号)を表示するようにし
ました。
4.期中における消費税額の試算表(ケース・スタディ)の印刷機能の搭載
「月次巡回監査・月次更新」-[消費税額試算表の印刷]メニューから、期中における消費税額の試
算表(ケース・スタディ)を印刷できるようにしました。
5.巡回監査機能のチェックリストのダウンロードサイトへのリンク追加
巡回監査機能のメニュー画面の左下にバナーを追加し、FXクラウドシリーズ利用時の初期指導に
関する資料をダウンロードできる専用サイトを起動できるようにしました。「経理担当者のための
消費税インボイス対応チェックリスト」等をダウンロードできます。
6.売掛金管理科目の仕訳入力制限解除
(1) これまで、FXクラウドシリーズで販売管理機能を利用している場合は、販売管理機能と財務会
計機能の売掛金残高を完全に一致させるため、財務会計機能で直接売掛金仕訳を入力できないよう
に制限していました。しかしながら、タブレットPOSレジからのカード売上仕訳の連携、また受
領した仕入明細書からの仕訳入力等のために、売掛金仕訳を入力したいとのご要望をこれまで多く
いただいていました。これを受け、販売管理機能を利用している場合でも、売掛金仕訳の入力を可
能とします。
(2) なお、制限解除により、誤って売掛金管理科目を使用した仕訳を入力してしまい、意図せず販売
管理機能と財務会計機能の売掛金残高が不一致となる可能性があります。そこで、これを防止する
ため、併せて次のチェック機能を搭載しました。
①販売管理機能で得意先として管理されている取引先で、売掛金管理科目を使用した仕訳を入力し
た場合は、警告メッセージを表示するようにしました。
②「要注意科目・仕訳」メニューにチェック項目を追加し、販売管理機能と財務会計機能の売掛金
残高が一致しない取引先を抽出して表示できるようにしました。
(3) 販売管理機能から自動計上された仕訳は、これまでどおり訂正・削除できません。誤りがある場
合は、販売管理機能で伝票を訂正・削除してください。なお、この場合、伝票、仕訳それぞれにつ
いて訂正加除履歴が記録されます。
7.Excelからの取引データ読込機能の搭載(販売管理機能)
(1) Excelで作成している管理表等のデータを販売管理機能の売上データとして読込めるようにしま
した。事前に「販売管理取引データ(Excel)読込設定」メニューで登録したフォーマットを基に、
「売上データ(Excel)の読込」メニューで読込みます。
(2) 「販売管理取引データ(Excel)読込設定」-「読込テンプレートの設計」画面では次の機能を搭載し
ました。
①項目ごとに読込対象とするセル又は列を割り当てられるようにしました。
②項目ごとに「省略」「固定値」「列の値」「セルの値」「条件に応じた式」「計算した値」「文
字列の編集値」を設定できるようにしました。
③条件に合致した明細行を読み飛ばす「無効行の設定」を可能としました。
(3) 「売上データ(Excel)の読込」画面で読込むExcelファイルを選択し読込みます。データの内容を
チェックし、1件でもエラーがある場合は読込処理を中止します。なお、当機能の監査証跡として
読込元のファイルを保存するとともに、読込んだユーザの情報も伝票に記録します。
8.「銀行信販データ受信」等で計上した仕訳の「内、消費税等」が誤って計上される場合がある
障害への対応(12月6日提供)
(1) 「障害該当仕訳(銀行信販データ)確認」メニューの追加
[財務会計]-[月次・年次決算]に「障害該当仕訳(銀行信販データ)確認」メニューを追加します。
当メニューは「銀行信販データ受信」又は「JAとの取引データの読込」で計上した仕訳の「内、
消費税等」が全額で計算される障害に該当した仕訳を復旧するための機能です。該当する仕訳が
一覧表示され、正しい「内、消費税等」に訂正できます。
(2) 「要注意科目・仕訳」メニューへのチェック項目追加
チェック項目として「【インボイス制度】経過措置を適用した銀行信販データの仕訳」を追加し
ます。「銀行信販データ受信機能」から計上した仕訳のうち課税区分[52]等の仕訳が一覧表示され
ます。売掛金回収時の当方負担振込手数料やETC利用料金のように、本来は課税区分[5 ]等で計
上すべき仕訳を確認、訂正できます。
2023年06月版の改訂内容
Ⅰ 財務会計機能の改正消費税法対応(インボイス制度対応)
1.免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置への対応
(1) 課税区分の追加
免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置の適用を受ける取引を処理する課税区分として、
新たに課税区分[52][53][62][63][72][73]を追加し、これらの課税区分の仕訳入力・表示・検索等
を行えるようにしました。
また、これらの課税区分は、既存の課税仕入れを処理する課税区分[5][51][6][61][7][71]の
それぞれに対応します。実際の仕入れ年月日の入力や仕入税額控除の記帳要件の充足等の要否に
ついては、既存の課税仕入れを処理する課税区分と同様です。
今回追加する課税区分 | |
---|---|
[52] | 免税事業者等からの課税仕入れ(課税売上げ) |
[53] | 同課税仕入れ(免税事業者等)に係る対価の返還 |
[62] | 免税事業者等からの課税仕入れ(非課税売上げ) |
[63] | 同課税仕入れ(免税事業者等)に係る対価の返還 |
[72] | 免税事業者等からの課税仕入れ(売上げ共通) |
[73] | 同課税仕入れ(免税事業者等)に係る対価の返還 |
免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置における控除割合は、課税仕入れを行った年月日
で判断するものとして、仕訳に入力する「実際の仕入れ年月日」(省略時は取引年月日)に基づき
自動判定するようにしました。「実際の仕入れ年月日」が令和5年10月1日~令和8年9月30日の場
合は「80%」、令和8年10月1日~令和11年9月30日の場合は「50%」として自動的に処理するように
します。このため、当該経過措置を適用する取引の仕訳入力の際、控除割合の入力は不要です。
(3) 仮払消費税等の自動計算
税抜経理方式採用時における当経過措置を適用する課税仕入れに係る仮払消費税等について、
「取引金額」及び上記(2)の控除割合を基に自動計算(1円未満の端数は四捨五入)するようにしま
した。
(4) 仕訳帳・元帳の改訂
課税区分[52][53][62][63][72][73]が入力されている仕訳をメニュー「仕訳帳」等で確認できる
ようにしました。また、この場合、帳簿の記載事項として、控除割合を画面及び帳表に出力する
ようにしました。
(5) 課税区分別取引/科目別消費税額集計表の改訂
①課税区分[52][53][62][63][72][73]の残高及びこれらの課税区分が入力されている仕訳を、既存
のメニュー「課税区分別取引」や「勘定科目別消費税額」等で確認できるようにしました。
②今回の課税区分の追加に伴い、科目別消費税額集計表についてドロップダウンリストとタブから
選択する方法に見直しました。
2.積上げ計算への対応
仮受消費税等及び仮払消費税等の額を基に、積上げ計算に対応できるようにしました。
(1) 設定事項の追加
メニュー「消費税情報」に新たな設定「売上に係る消費税等の端数処理」を追加し、仕訳手入力
時における仮受消費税等の端数処理(初期値)を、切り捨て、四捨五入又は切り上げの中から選択
できるようにしました。また、当該設定を適用する年月を別途指定できるようにしました。
(2) 仕訳入力機能の改訂
①課税売上げの仕訳(課税区分[1]又は[11]を指定された仕訳)の入力時に消費税等を指定する際に、
切り捨て、四捨五入又は切り上げのいずれかで端数処理された金額から選択できるようにしまし
た。この消費税等の選択の際に、上記(1)の設定に基づき初期値をセットするようにしました。
②仕訳に保存する消費税自動計算区分(画面や帳表の税率欄に”A”と表示される区分)について、
システムで自動計算した数値の場合に”A”とするようにしました。課税売上げの仕訳(課税区分
[1]又は[11]を指定された仕訳)については、切り捨て、四捨五入又は切り上げのいずれかを選択
された場合に”A”を表示するようにしました(初期値と異なる金額を選択された場合でも”A”
となります)。
(3) 積上げ対象の金額の確認機能の搭載
①メニュー「課税区分別取引」で、課税区分別の消費税等の額を確認できるようにしました。
②「免税事業者等からの課税仕入れ取引」メニューを新設しました。課税区分[52][62][72]につい
て、「支払対価の額計」(税込金額の合計)と、仕訳単位で自動計算(税込金額×7.8÷110×80%
等を行い、円未満を四捨五入)の後、合算した「仕入税額とみなす額計」を確認できるようにし
ました。
3.レシート入力方式の改訂
(1) 背景
令和5年10月以降、インボイスから仕訳を入力する機会が多くなります。インボイスは、これ
までの請求書等と異なり、適格請求書発行事業者の登録番号(以下、事業者登録番号)が記載され
るとともに、消費税等の端数処理が1件のインボイスにつき税率ごとに1回とされています。こ
のようなインボイスの明細からの仕訳入力にあたり、最適なインターフェイスを志向し、レシー
ト入力方式を改訂しました。
(2) レシート入力方式の改訂
①仕入先から受領したレシート等からの入力に特化した機能です。
②インボイスの記載金額をそのまま入力することで仕訳計上できます。税抜き/税込みのいずれに
も対応できます。
③同じ取引先で過去に入力した仕訳をもとに入力できます。勘定科目や元帳摘要が初期表示されま
すので、かんたんに仕訳を入力できます。
④電卓機能を利用できます。レシートの明細を勘定科目や課税区分別に合算して入力する際に便利
です。
⑤インボイスの端数処理と同様、すべての明細を税率別に集計した金額から消費税等を自動計算し
ます。
⑥税抜き入力の場合の消費税等の端数処理は、貸借差額から自動判定します。
(3) 注意事項
①FXクラウドシリーズは、現行の「レシート入力方式」をリニューアルしたため、今後は当メニューで
売上、輸入仕入れ、特定仕入れの取引は入力できなくなります。これらの取引を当機能で入力さ
れていた場合は、今後は「複合仕訳」メニュー等での入力をご検討ください。
②FX2等からFXクラウドシリーズに移行した場合、レシート入力方式の情報は移行されません。
レシート入力方式で入力した仕訳を移行後に確認、訂正する場合は、複合仕訳で行ってください。
4.インボイス制度における仕訳チェック機能の搭載
(1) 概要
①課税仕入れについて、通常の課税仕入れと免税事業者等からの課税仕入れを分類して処理する必
要があります。この課税仕入れの分類は、仕入先が自社の課税期間の途中で適格請求書発行事業
者から免税事業者へ変更(又はその逆)される可能性や、仕入先が過去に遡って適格請求書発行事
業者となる可能性(新規設立法人の特例)を考慮して行う必要があります。
この分類を適切に行えるよう、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで公表される最新の適
格請求書発行事業者の登録日及び失効・取消日といった情報を活用し、実際の仕入れ年月日を基
準として、課税仕入れの整合性をチェックできるようにしました。
②また、積上げ計算採用時は、仮受消費税等及び仮払消費税等を適切に計上する必要があります。
これらの会計処理を正しく行えるよう、仕訳入力時や月次更新等のタイミングで整合性チェック
を行えるようにしました。
(2) 事前準備
①課税仕入れの仕訳チェックの実施要否及び基準期間課税売上高1億円以下等の事業者への該当有無の
選択
1)「消費税情報」メニューを改訂し、新たな設定「課税仕入れの仕訳チェック(インボイス制度)」及
び「基準期間課税売上高1億円以下等」を追加しました。
2)「課税仕入れの仕訳チェック(インボイス制度)」欄では、仕訳入力時や月次等のタイミングでの事
業者登録番号の入力有無や有効性に関するチェックの実施要否を選択できるようにしました。
レベルアップ直後は「実施する」となっていますので、不要な場合は「実施しない」に変更し
てください。ただし、課税方式区分が本則課税方式の場合は、「実施しない」に変更できませ
んので、ご注意ください。
3)「基準期間課税売上高が1億円以下等」欄では、関与先企業が基準期間の課税売上高が1億円
以下又は特定期間の課税売上高が5千万円以下の事業者に該当するか否かを選択できるように
しました。当欄の選択によって、仕訳入力時の制御が以下のとおり変わります。また、レベル
アップ後の初回の月次更新時や、翌期の仕訳入力が可能になる直前月の月次更新時に、関与先
企業が基準期間課税売上高1億円以下等の事業者に該当するか否かを選択していただくように
します。
a.当欄を「該当する」とした場合
1万円未満の通常の課税仕入れ(課税区分[5][6][7])の場合は、適格請求書発行事業者の登
録番号の入力等は不要で、当該番号の有効性のチェック等は行われません。
1万円未満にもかかわらず免税事業者等からの課税仕入れを処理する課税区分(課税区分[52]
[62][72])を選択した場合は、確認メッセージが表示されます。
b.当欄を「該当しない」とした場合
取引金額にかかわらず通常の課税仕入れ(課税区分[5][6][7])を選択した場合は、適格請求書
発行事業者の登録番号の入力要求又は取引先マスターからの自動複写が行われ、当該番号の
有効性のチェック等が行われます。
②インボイス保存免除科目の設定
1)メニュー「消費税情報」で、インボイスの保存が免除される取引(出張旅費等特例など)を処理
する勘定科目又は補助科目を、「インボイス保存免除科目」として選択できるようにしました。
2)インボイス保存免除科目に指定した勘定科目や補助科目を仕訳に入力した場合、免税事業者等
からの課税仕入れ(課税区分[52][62][72])を選択すると確認メッセージが表示されます。ま
た、通常の課税仕入れ(課税区分[5][6][7])を選択した場合、適格請求書発行事業者の登録
番号の入力等は不要で、当該番号の有効性のチェック等は行われません。
(3) 仕訳チェック
①仕訳入力時のチェック
1)入力中の仕訳について、以下の条件を満たす場合(行単位ですべての条件を満たす場合)に、確
認メッセージを表示するようにしました。
行 | 課税区分 | 勘定科目がインボイス保存免除科目に該当 | 仕入先の適格請求書発行事業者の登録番号 | 自社の基準期間課税売上高1億円以下等に該当 | 課税仕入れの取引金額計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | [5][6][7] | 非該当 | 省略又は無効 | 非該当 | - |
2 | [5][6][7] | 非該当 | 省略又は無効 | 該当 | 1万円以上または1円未満 |
3 | [52][62][72] | 該当 | - | - | - |
4 | [52][62][72] | 非該当 | 有効 | - | - |
4 | [52][62][72] | 非該当 | - | 該当 | 1万円以上または1円未満 |
1)該当月に入力した仕訳について、インボイス制度下における整合性チェックを行えるよう、
「要注意科目・仕訳」メニューに「インボイス経過措置の適用となる仕訳」、「誤ってインボ
イス経過措置を適用した仕訳」及び「消費税等を直接入力した仕訳」を新設しました。
2)チェック項目「インボイス経過措置の適用となる仕訳」では、選択中の年月が属する事業年
度のすべての仕訳のうち、条件に該当する仕訳を抽出します。
行 | 課税区分 | 勘定科目がインボイス保存免除科目に該当 | 仕入先の適格請求書発行事業者の登録番号 | 自社の基準期間課税売上高1億円以下等に該当 | 課税仕入れの取引金額計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | [5][6][7] | 非該当 | 省略又は無効 | 非該当 | - |
2 | [5][6][7] | 非該当 | 省略又は無効 | 該当 | 1万円以上または1円未満 |
年度のすべての仕訳のうち、条件に該当する仕訳を抽出します。
行 | 課税区分 | 勘定科目がインボイス保存免除科目に該当 | 仕入先の適格請求書発行事業者の登録番号 | 自社の基準期間課税売上高1億円以下等に該当 | 課税仕入れの取引金額計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | [52][62][72] | 該当 | - | - | - |
2 | [52][62][72] | 非該当 | 有効 | - | - |
3 | [52][62][72] | - | 有効 | - |
ついて、消費税自動計算区分に“A”が表示されていない仕訳を抽出します。また、課税売上
げについては、“A”が表示されていても、メニュー「消費税情報」の「売上に係る消費税の
端数処理」の端数処理結果と異なる仕訳も抽出します。
5.仕訳読込機能の改訂
(1) 読込項目の追加
①「事業者登録番号」を追加しました。課税区分が[5][6][7]の場合で、「インボイスが必要な仕訳」
(令和5年10月1日以降で、インボイス保存免除科目以外の科目がセットされている等)の場合のみ読み
込まれます。
②上記①の項目について、以下のような値を指定された場合はエラーとします。
1)取引先マスターと不整合な値をセットされた場合
2)同一取引先コードにもかかわらず、当該値が異なる行がファイル内に存在する場合
(2) 免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置への対応
①免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置を適用する取引を処理する課税区分([52][53]
[62][63][72][73])を読込めるようにしました。
②課税区分に[52][53][62][63][72][73]で、消費税自動計算区分に「1」を指定し、かつ消費税等0
円とした場合、次の計算式に従い消費税等を自動計算するようにしました。
消費税等=取引金額 × 税率 ÷ (100 + 税率) × 控除割合(※)
(※)控除割合は実際の仕入れ年月日(省略時は取引年月日)で自動的に判定します。
Ⅱ その他の改訂
1.365日変動損益計算書の3期比較機能の搭載
令和4年版BASTから優良企業の定義に「限界利益額の2期連続増加」が追加されました。こ
れをシステムで確認できるよう、「365日変動損益計算書」メニューに3期比較機能を搭載しま
した。
2.得意先順位月報のグラフ画面の改訂
「得意先順位月報」メニューの取引履歴画面では画面上部にグラフを表示していますが、グラフ
が横長に表示され、各月の違いや前年との違いが分かりづらくなっていました。このため、画面
の構成を見直し、月別の売上数値(発生額、累計額、移動合計)をグラフの横で確認できるように
するとともに、グラフの横幅を縮小しました。
3.証憑保存機能との連携機能強化
「外部データ連携設定」メニューの証憑保存機能の連携設定画面に設定を設け、証憑保存機能で
保存された「取引年月日」を仕訳の「年月日」に連携できるようにします。
4.仕訳帳(Excel)の読込機能の搭載
FXクラウドシリーズから切り出したレイアウトでそのまま読込める機能を新たに搭載しました。
過去の仕訳をExcelに切り出し、読込用のファイルの原本として利用できます。家賃収入など、
毎月決まった仕訳を入力する際、前月の仕訳をファイルに切出し、年月日、元帳摘要等を修正
して読込み用ファイルとすることができます。
2023年04月版の改訂内容
1.販売管理機能の改正消費税法対応(インボイス制度対応)
FXクラウドシリーズ[2023年10月版]では、インボイス制度対応の第一弾として得意先ごとの
「売上インボイスとする書類の設定機能」及び当該書類への事業者登録番号等の表示機能を搭載
しました。今版数では、次の改訂を実施しました。
(1) 返還インボイスへの対応
①商品の値引、返品に関する返還インボイスの発行機能の搭載
売上伝票に「売上」の明細と「値引・返品」の明細が混在する場合、「値引・返品」の明細に、
返還インボイスの記載要件である「売上げに係る対価の返還等の基となった課税資産の譲渡等を
行った年月日」を入力できるようにしました。これにより、納品書または請求書を返還インボイ
スとして利用できるようになります(売上インボイスと返還インボイスを一の書類で作成)。
②入金値引(振込料など)に関する返還インボイスの発行機能の搭載
入金値引等を「売上に係る対価の返還」として処理する場合を考慮し、入金伝票でも同様に「売
上げに係る対価の返還等の基となった課税資産の譲渡等を行った年月日」を入力できるようにし
ました。また、入金伝票に基づく領収書を印刷できるようにするとともに、当該領収書に返還イ
ンボイスの記載要件を印刷できるようにしました。
(2) インボイス(納品書、領収書)の発行漏れチェック機能の搭載
請求漏れを防止するため、請求書の発行漏れチェック機能については搭載済みです。一方、納品
書、領収書については、必ず発行するとは限らないため、発行漏れチェック機能を搭載していま
せんでした。
しかしながら、インボイス制度では、相手方からインボイスの交付を求められたときは適格請求
書の交付義務が課されています。このため、今版数では、インボイスの交付義務の履行を支援す
るため、納品書、領収書をインボイスとして設定している場合に、該当する納品書、領収書のう
ち未発行のものを表示し、一括で印刷できるようにしました。
(3) 請求書等の再発行機能の搭載
紛失等の理由で得意先からインボイスの再提供を求められる可能性を考慮し、発行済の請求書、
納品書、領収書を再発行できるようにしました。
(4) 「税込み単価固定で取引する商品」登録機能の搭載
納品書や請求書で「通常の商品は税抜き金額を記載するが、交通費等の一部商品を税込み金額で
記載したい」というケースに対応するため、「税込み単価固定で取引する商品」を登録できるよ
うにしました。これにより、売上伝票の消費税転嫁方式」にかかわらず税込み金額で商品明細を
入力できます。
なお、売上伝票を税抜き金額で入力した場合(消費税転嫁方式が「外税/納品時」または「外税/請求
時」)に、「税込み単価固定で取引する商品」を利用すると、納品書や請求書に税抜き金額と税込
み金額が混在することとなります。一の適格請求書につき、税率ごとに1回の端数処理を行うよ
うにするため、この場合は、内税固定商品の取引金額(税込み)を一旦税抜き化し、他の商品の税
抜き金額と合計したうえで消費税額を計算します。
(5) 請求書の発行機能の改訂(登録日、失効・取消日またぎの発行チェック)
適格請求書発行事業者の登録日、失効・取消日をまたぐ請求書については、登録日または失効・
取消日の前後で買い手(得意先)における仕入税額控除の控除割合が異なります。このため、該当
する場合は、登録日、失効・取消日の前後で「課税資産の譲渡等の対価の額」や「税率ごとに区
分した消費税額等」をそれぞれ区分して記載する必要があります。
FXクラウドシリーズでは、該当する場合は、登録日、失効・取消日の前後で請求書を分けて発
行していただくことにより対応します。このための機能として、請求書の発行時に請求期間をチ
ェックし、登録日、失効・取消日をまたぐ場合はエラーメッセージを表示するようにしました
(ただし、例外として、登録日が令和5年10月1日の場合は登録日をまたぐ請求書を発行でき
ます)。
2.請求書フォーム等のカスタマイズ機能
請求書、納品書、見積書それぞれのフォームのカスタマイズを可能としました。得意先からの指
定伝票や自社独自の専用伝票・請求書等、自社や得意先のニーズに合わせたオリジナルのフォー
ムを作成、印刷できます。
3.戦略情報確認機能の機能
販売管理機能が持つ得意先、部門、商品別の売上データを活かし、経営者向けの業績管理機能の
充実を図ります。今版数では、売上日報、売上月報、売上推移表、粗利推移表の確認機能を搭載
しました。
4.仕訳から伝票へのドリルダウン機能の機能
仕訳の確認画面から計上元である売上伝票、入金伝票にドリルダウンできるようにしました。仕
訳の確認中に伝票の入力誤りに気付いた際の訂正、削除が容易になります。
2022年10月版の改訂内容
1.FX2クラウド、FX2クラウド(個人用)への販売管理機能の搭載
FX2クラウド、FX2クラウド(個人用)でも販売管理機能を利用できるようにしました。
なお、今版数ではSX2からの移行機能は搭載しません。次の方法で販売管理機能の利用を開始
できます。
(1) FX2クラウドで販売管理機能を新規に利用開始
(2) e21まいスター(「しっかり会計」「かんたん請求」を併用)からの移行
(3) FX2(「FX2用かんたん請求」を併用)からの移行
(4) FXまいスタークラウド(財務会計機能、販売管理機能を併用)からのアップグレード
2.販売管理機能の改正消費税法対応(インボイス制度対応)
(1) 得意先ごとの「売上インボイスとする書類」の設定機能の搭載
インボイス制度開始に向け、得意先ごとに「適格請求書とする書類」を決定する必要があります。
この準備をスムーズに進められるようにするため、得意先ごとに「掛売上」及び「現金売上」
それぞれについて「売上インボイスとする書類」を設定できるようにしました。「売上インボイスと
する書類」は、次のいずれかの方法で設定できます。
①得意先を個別に設定する方法
「設定」-「マスター情報」-「取引先」メニューで「売上インボイスとする書類」を設定できます。
②複数の得意先をまとめて設定する方法
「インボイス対応事前準備」-「売上インボイス一括設定」メニューで、「売上インボイスとする書類」
が未設定の得意先に対して、一括設定できます。
(2) 「売上インボイスとする書類」として設定した書類への事業者登録番号等の表示
「売上インボイスとする書類」として設定した書類に「事業者登録番号」「氏名又は名称」「インボイス
である旨のメッセージ」を表示できるようにしました。
①「事業者登録番号」「氏名又は名称」を表示します。
②納品書が適格請求書となる旨の予告メッセージを表示します。なお、納品日が令和5年10月1日
以降の場合は、同じ位置に「※当書類はインボイスに該当しますので、適切に保管してください」
のメッセージを表示します。
3.親子請求機能の搭載
親子請求機能を搭載しました。「売上は支店で計上するが、請求は本店に行う」という運用を可能と
します。
4.領収書の印刷機能の搭載
現金売上の場合は、領収書を「売上インボイスとする書類」として設定できるようにします。これに
伴いまずは現金売上にかかる領収書を印刷できるようにしました。
5.勘定科目内訳明細書作成システムとの連携機能の搭載
売掛金科目を第2表示方式(取引先別)以外で管理している場合でも、販売管理機能を利用している
場合は販売管理機能で保持している売掛金の得意先別残高を勘定科目内訳明細書作成システムに
連携できるようにしました。これにより、内訳書の作成業務を省力化できます。
6.これまでに寄せられた改善要望等への対応
(1) 動作環境の確認機能
FXクラウドシリーズのトップメニューから回線速度とパソコンスペックを確認できるように
しました。システムの導入後、処理速度に問題を感じた場合に、動作環境に起因するものか否か
を確認できます。
(2) 仕訳入力画面の部門ドロップダウンリストでの検索機能の改訂
部門名に数字を使用している場合、従来は検索欄で数字を入力しても検索ができませんでした。
これを改訂し、数字での検索を可能としました。
(3) 総勘定元帳画面での課税区分の表示方法改訂
総勘定元帳画面では、問合せ科目の課税区分が[0]の場合でも、相手科目が特定でき、かつその
課税区分が[0]以外の場合は相手科目の課税区分を表示することとしています。
ただし、問合せ科目が「消費税の発生する科目」の場合は、[0]を表示するように改訂しました。
(4) 売上伝票入力時の売上単価の初期表示改訂
消費税転嫁方式が「外税/納品時」「内税」のいずれかの場合、売上単価欄の初期値に「前回単
価」が表示されていました。これを「標準単価」が表示されるよう改訂しました。
2022年06月版の改訂内容
1.販売管理機能の搭載(FXまいスタークラウド、FXまいスタークラウド(個人用)のみ)
FXまいスタークラウド及びFXまいスタークラウド(個人用)に、販売管理機能を搭載しまし
た。
2.TKCチャットとの連携
FXクラウドシリーズを登録しているパソコンでTKCチャットを利用できるようにしました。
3.巡回監査機能の改訂
次のとおり「マーク」に関する各種改訂を実施し、巡回監査支援システムと同様の使い勝手を実
現しました。なお、各機能は利用機能範囲メニューに設定を設けますので、これまでどおりの利
用も可能です。
(1) 残高と仕訳(科目)のマークの相互連動
科目残高にマークを付した場合、当該科目のすべての仕訳に自動的にマークを付します。逆に、
ある科目の仕訳すべてにマークを付した場合、自動的に科目残高にマークを付します。
(2) マークを付していない仕訳の件数表示
巡回監査機能のトップメニューで、マークを付していない仕訳の件数を確認できるようにします。
また、該当の仕訳にジャンプできるようにしました。
(3) 仕訳から証憑画像へのマーク連動
証憑画像の貼付された仕訳にマークを付した場合、自動的に証憑画像にもマークを付します。
4.適格請求書発行事業者の登録番号の入力・自動更新機能の搭載
自社および取引先の適格請求書発行事業者の登録番号を入力できるようにしました。
5.部門組機能の搭載(FX2クラウド、FX2クラウド(個人用)のみ)
FX2に搭載の部門組機能を搭載しました。
6.SMS緊急情報サービスへの対応
大規模通信障害等の発生や復旧状況をSMSで会員事務所、関与先にご案内するSMS緊急情報
サービスに対応しました。
7.これまでに寄せられた改善要望への対応
(1) 仕訳辞書の改訂
①仕訳辞書の「単純仕訳」タブと「複合仕訳タブ」を統合しました。
②仕訳辞書の入力画面から、辞書編集画面を直接呼び出せるようにしました。
(2) 仕訳入力時の取引先機能の改訂
入力欄の右に[+]を配置し、取引先の新規登録を可能としました。
(3) 科目別消費税額集計表の改訂
科目別消費税額集計表からドリルダウンした場合、該当行だけを絞り込んで表示するようにしま
した。
(4) 仕訳帳、元帳の1頁あたり表示件数の拡張と設定の記憶
表示件数に「500件」「1000件」を追加しました。また、設定を利用端末ごとに自動保存して次
回初期表示するようにしました。
2022年01月版の改訂内容
1.個人事業者の決算に対応するためのレベルアップ等、次の項目を改訂しました。
(1) TPS2000との連携
(2) 個人用勘定科目内訳明細書作成システムとの手形明細データ連携
(3) 記帳適時性証明書(個人事業者用)の発行
(4) その他の機能
①経営分析報告書の印刷機能
②電子帳簿・書類の閲覧機能
③TKCローカルベンチマーク・クラウドとの連携機能
④TKCモニタリング情報サービスとの連携機能
⑤決算巡回監査メニュー
2.得意先順位月報(回収ベース)を搭載しました。(FX2クラウドのみ)
3.これまでの「TKC証憑ストレージサービス(TDS)」の機能(電子取引データ保存機能、
スキャナ保存機能)を、FXクラウドシリーズに移管し、証憑保存機能として標準搭載しました。
4.これまでに寄せられた改善要望への対応
(1) 会計事務所情報に「肩書」を追加し、「所長への報告書」の肩書を設定できるようにしました。
(2) 勘定科目のフリガナの初期値を見直しました。
(3) TPS1000、TPS2000での残高受信の際、FXクラウドシリーズの直近の月次更新完
了月が決算月の場合は「直近の月次更新完了月の仕訳入力」の設定を自動で「禁止する」に変更
するようにしました。
(4) 「利用機能範囲」に「SXとの仕訳連携時の取引先コード読込」の設定を追加し、SXからの
仕訳連携時にSXの得意先(仕入先)コードをそのまま取引先コードとして読込めるようにしま
した。
2021年10月版の改訂内容
社長の意思決定を支援する機能や経理事務の省力化に貢献する機能など、次の機能を搭載しました。
機能 | FX2クラウド | FXまいスタークラウド | ||
---|---|---|---|---|
法人 | 個人 | 法人 | 個人 | |
1.社長の意思決定を支援する機能 | ||||
業績評価機能 | ○ | × | ○ | × |
取引先データベース | ○ | × | × | × |
スマート業績確認機能 | ○ | × | ○ | × |
金融機関別預貸率表 | ○ | × | × | × |
2.経理事務の省力化に貢献する機能 | ||||
入金・支払管理機能 | ○ | × | × | × |
手形管理機能 | ○ | ○ | × | × |
電子記録債権管理機能 | ○ | × | × | × |
会計日記帳入力機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
A-FILEとの連携 | ○ | × | × | × |
勘定科目内訳明細書との連携 | ○ | × | × | × |
ホーム画面の刷新 | ○ | ○ | ○ | ○ |
3.その他 | ||||
月次決算報告シートの作成 | ○ | × | ○ | × |
リモートディスプレイサービスへの対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2021年04月版の改訂内容
FX2クラウド・FXまいスタークラウドで法人決算に対応するための
レベルアップ等、次の項目を改訂しました。
1.勘定科目内訳明細書作成システム(企業用)との連携
2.決算巡回監査メニューの搭載
3.TPS1000との連携
4.経営分析報告書の印刷機能
5.期末整理仕訳の確認・補記機能
6.TKCローカルベンチマーク・クラウドとの連携
7.電子帳簿・書類の閲覧機能
8.電子帳簿・書類ファイルのダウンロード機能(解約時対応)
9.巡回監査調書等データのHTML形式による出力機能
2021年01月版の改訂内容
1.個人事業者対応
(1) FX2クラウド(個人用)、FXまいスタークラウド(個人用)の2システムを提供開始しました。
(2) FX2クラウド、FXまいスタークラウドを個人事業者(法人組織区分:90)が利用できるよ
うにしました。併せて、財務エントリ21、FX2、またはe21まいスターをご利用の個人
事業者が移行できるようにしました。
2.証憑保存機能との連携機能(スキャン後仕訳方式)の強化
「スキャン後仕訳方式」に補正内容の学習機能(「仕訳ルール」の登録機能)を搭載しました。
3.システム移行に関する制限事項の一部解除
(1) 「現在は製品製造原価科目を利用していないが過去に利用していた」関与先企業の移行を可
能としました。
(2) e21まいスターからFX2クラウド、またFX2からFXまいスタークラウドへの移行を可
能としました。また、FXまいスタークラウドからFX2クラウドへの移行を可能としました。
4.これまでに寄せられた改善要望への対応
主な項目は次のとおりです。
(1) FXまいスタークラウドの「よく使うメニュー」の初期値を改訂し、「仕訳辞書」「銀行信
販データ受信」等のメニューを追加しました。
(2) 仕訳辞書の表示順を変更可能としました。
(3) 仕訳辞書の複写を可能としました。
(4) 仕訳帳等の条件検索時に「自動仕訳以外の仕訳」を検索できるようにしました。